ミステリという勿れ

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定&感想!久能整容疑者でスタート!大学生刺殺事件&真相!

ミステリという勿れ 1巻 ネタバレ 確定 感想 考察
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こちらの記事では月間「flowers」掲載中のミステリと言う勿れのネタバレ確定情報をお届けします!

ミステリと言う勿れは、あの!「BASARA」や「7SEEDS」でおなじみ田村由美先生の新シリーズ作品です。

新シリーズは意外や意外の推理作品。

これは面白いにちがいない!ということで、ネタバレ考察をしたくなる作品です。

つつましやかに規則正しく生活を送る久能整(くのうととのう)が、美味しいカレーを作ったり、予定通り過ごそうと思ったときに限り事件に巻き込まれてしまう推理もの。

整青年は、思ったことや感じていることを語ってしまう性格で、そんなつもりが全く無いのに、ついつい物事の確信を突いてしまったり、鋭く観察してしまい、何気に事件解決してしまう物語。

読んでみた感想としては、その調度いい力の抜き加減の整の空気感が、なんとも言えない透明感を放ち、不思議な余韻を残します。

毎度事件は解決しますが、なんとも優しく悲しいミステリー。

整のかわいいキャラも見どころですよ!

それでは、「ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定&感想!久能整容疑者でスタート!大学生刺殺事件&真相!」と題して、ミステリと言う勿れ1巻ネタバレ考察・確定情報・感想をお届けしていきます!

 

Contents

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定!

季節や文学、そして料理を楽しみ慎ましやかに暮らすまじめな大学生の久能整くんが主人公。

ルックスは整った美青年で長身、しかし頭が天パのアフロ青年です。

そんな平凡な大学生整が、静かに雪が降る澄んだ空気の冬の朝。

カレーを作り始めたところから、事件は始まります。

あとは煮込むだけまで下準備ができたとき、整の家を訪れる2人の刑事が任意同行を求めてきました。

なんと昨夜近くの公園で起きた大学生刺殺事件の容疑者が久能整だと言うのです。

なぜ、主人公:整が突然容疑者として浮かび上がったのか?

事件の真相に辿り着くことはできるのか?

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定|ある冬のカレー日和の事件

雪が降る外をベランダから見上げる青年:久能整。

枕草子の「冬はつとめて」という言葉からスタートするシーンだけで、整青年が文学好きと予想できますね。

今日はカレー日和だと呟く空には慌ただしくヘリが飛び、外ではパトカーの音らしきものが聞こえます。

整が部屋でご機嫌にカレーを煮込んでいると、呼び鈴を鳴らす大家さん。

扉を開けると二人の男性が立っており、警察だと名乗りました。

年配の男性が名前を確認し、昨夜の22:30頃どこにいたかと尋ねます。

部屋でカレーを作っていたと答える整。

刑事が「一人で?」と聞き「一人で」と答えます。

朝から何やら騒がしいけど、近所で事件があったのか?と尋ねると、近所の公園で整と同じ大学の寒河江健(さがえけん)の遺体が見つかったと言われました。

同じ大学の寒河江ですか?と尋ねる整の様子を見た刑事は、「あまり驚かないね」と言い、話を聞きたいから署まで同行してほしいと依頼します。

整は、全然親しくないので、何も知らないと遠回しに断ったのですが、刑事は引く様子はありません。

仕方なく署に行くことにする整。

楽しみにしていたカレー鍋の火をきちんと消して家を出ました。

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定|大学生殺人事件唯一の容疑者:久能整

大隣警察署の取調室で、先ほどの年配の刑事と話をする整。

昨日の22:30頃何をしていたのかと尋ねられます。

夕方大学から帰ってからは、ずっとうちにいたと答える整。

外の小窓から、別の人が整について「この人です」という人がいます。

家にいたことを証明してくれる人は誰も居ないことを確かめる刑事。

もう一人少し若めでメガネの刑事が入ってきて、被害者の寒河江と高校の時同じクラスだったか、なぜそのことを言わなかったのか?と尋ねました。

親しくないんでと普通に答える整。

多分言われて思い出した感じ(笑)

メガネの刑事はさらに、同級生の整から見て、被害者はどういう人物だったか?と尋ねます。

金持ちのボンボンで、父親が何かの社長、親せきに議員さん、お小遣いもたくさん持っててチャラくて派手でモテモテ・・・

年配の刑事が「よく知ってるじゃないか」とツッコミます。

メガネ刑事が整の言い方には悪意があり、嫌いだったのかと尋ねました。

あまり近寄りたくないタイプでお互い近寄らず、なんの接点もないと答える整。

嫌いだったを強調する年配刑事。

寒河江を被害者と言うということは、つまり寒河江は殺されていて、自分が犯人だと疑われているということか?と質問する整。

年配刑事は、犯行時刻頃遺体の見つかった公園で、整と寒河江が言い争っているのを見たという目撃者がいると伝えました。

一瞬間があり、それは人違いですと答える整。

整の髪型が特徴的だったからすぐに君に行きつけたと警察は言います。

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定|容疑者にされた整の反撃

ここまで落ち着いている整ですが、同じくらいの熱量で反撃開始。

「もしかして自分に双子の兄弟いるのかも。(いません)

公園とは西郷坂公園のことですか?

あそこは暗いのによくはっきり自分が見えましたね。

その人は何をしていたんですか?

僕はどんな服を着ていました?」

と、矢継ぎ早に質問します。

そして、皆さんはその目撃者の人を良く知っているんですか?と聞きました。

そんなわけはなく、善意の第三者だと答える刑事。

整は、自分と同じ立場であり刑事たちがよく知らない人物が本当のことを言っていて、整の方が嘘をついていると、どうして思えるのか?と質問しました。

めんどくさい奴キターッ!とざわつく他の刑事たち(笑)

メガネ刑事は、わざわざ名乗り出てウソをつくメリットが無いと言いますが、整はあるかもしれないでしょうと食い下がります。

さらにその第三者にしか分からない事情やお得感があるんですよと続けました。

殺人の疑いをかけられているのになかなか落ち着いているなと言う刑事に対し、整は何もしていないからだと答えます。

何もしていない自分を冤罪に落とし込むほど警察はバカじゃないと思っていると続け、それともバカなんですか、藪さん?と続ける整。

メガネ刑事は青砥と言い、青砥にもあなたもだと言いました。

一瞬ひるむ藪刑事。

すまないが明日も来てくれと整は返されました。

小窓から見ていた他の刑事が、ベテラン刑事の藪と青砥にケンカを売るゆとり世代に驚きを隠せません。

そのあと署内では3人ほどが雑談。

若い刑事には来年子供が生まれるとか、中年の刑事は娘が生意気で腹立つとか、ペットが死んだから遅刻したことで怒られている女性刑事とか。

そんな署内を通ってそっと帰る整でした。

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定|取り調べ2日目乙部刑事の悩み

二日目も取調室に呼ばれた整。

今日は乙部、池本、風呂光3人の刑事が入ってきます。

乙部というツルツルの刑事が、もう一度昨日の22:30頃何をしていたかと聞こうとしたとき、整は子煩悩なのか?と質問しました。

若い池本が、この乙部は警察官なのに授業参観も卒業式も行っていて、藪さんと正反対だと笑います。

かわいがっている娘さんなのに、臭いとか汚いとか洗濯もの一緒に洗うなと言い出して、腹立たしいですか?と整が聞きました。

驚く乙部は、話を止めようとします。

でも、それは娘さんのせいじゃないと続ける整。

生き物の多くは父親と子供は一緒に暮らさず、子供が育って父親と知らずに出会い生まれた子供は遺伝子的に弱くなる。

だから遺伝子レベルで警戒警報を出している作用のせいだと説明します。

育て方を間違ったと言っていたのは逆で、正しく育っている。

いくつになっても親にべったりだとしたら、そっちの方が失敗で、寂しいと思う乙部は子供としっかり向き合った結果だと思う。

育て方は間違っていなく、娘さんはちゃんと大人になろうとしている良い話だと。

それを聞いて乙部は少しハッとしたような顔をし、頭を掻いて部屋を出ていきました。

外で乙部は「嫁に話そ~」と少しご機嫌です。

池本はほんとの話か?と整に効き、そういう説があるという話だが、自分は結構いい説だと思っていると言うと、池本はにっこり笑いました。

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定|風呂光の猫

外で藪が風呂光に、整の指紋を取れと命じ、女だからって舐められるなと怒鳴ります。

部屋に入って指紋の登録をお願いする風呂光。

指紋を登録する整は風呂光にペットが死んだのか?と聞きました。

池本が、ちょっと目を離したすきに死なれて落ち込んで仕事を休みたいと言ってバカにし、藪は奥さんと子供の死に目に会えなかったのにと口を挟みます。

猫がずっと看病していたのに、目を離した一瞬に亡くなった?と聞きました。

固まる風呂光。

猫なら当たり前のことだと続ける整。

風呂光さんのことが大好きだから、猫は死ぬところをあなたに見せたくなかったんだと。

それは猫に限った話ではなく、自分の母方の祖母も同じだった。

入院中一瞬誰も居なくなったのを見計らったように亡くなり、母は嘆いていたけど、祖母の意志だと思うと話します。

気が強く優しい人だったから、死ぬ時に誰にも見られたくなかったし見せたくなかった。

祖母と猫のプライドと思いやりだと。

そんなことあるわけないと笑う池本に、整は池本にだけは捕まりたくないといい、風呂光さんに捕まえてもらうと話しました。

女だからとバカにして舐めないでくれと風呂光が怒ります。

本当に風呂光が舐められないように気を付けなければいけないのは、この署のおじさんたちだと思い、それが風呂光さんの存在意義だと思っていると伝える整。

えっと風呂光が一瞬とまると、また藪に怒鳴られ走って部屋を出ていきました。

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定|池本の夫婦喧嘩

池本が久能はいろいろ語っておもしろいと興味を持ちました。

すると、整が奥さんとケンカしたのか?と尋ねます。

嫁がいつも機嫌悪くてイライラしていて・・・と池本が言うと、整は今何カ月か?と聞きました。

なんで知ってる!?と驚きながら、5カ月ですよ!と答える池本。

忙しくて帰れなかったりほったらかしだけど、警察官ってそんなもんだと理解してほしいという池本の主張。

でもごみ捨てはしてるから、少しは手伝ってると感謝してほしいと池本は威張ってます。

整は池本に、家にあるごみ箱の数を尋ねました。

ゴミ捨ては家中のゴミ箱からゴミを集めるところから始まり、分別し、袋を替えて、生ごみの水を切って、排水口の掃除をして、ごみ袋の在庫があるかチェックして、一つにまとめるそこまでが面倒なんだと説明します。

できたやつを持ってくだけで感謝しろと言われても、奥さん体がしんどいのではないか?と整が言いました。

決まり悪そうに慌てて聞き込みに行く・・・と池本は出ていき、藪が入ってまた質問を繰り返します。

大学にも行かせてもらえない整は、一度休むと「優」が取れなくなると不満げ。

明日も来てもらうと整は言われました。

整帰宅後、藪はあれは絶対にやってると言い切り、青砥がこの段階で言い切るのは珍しいが、刑事の勘か?と尋ねます。

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定|3日目風呂光の存在意義

3日目も案の定取調室にいる整。

池本が入ってきて、ゴミ捨てを一からやってみて、家のゴミ箱の数から、今まで嫁がやっててくれたから気づいていないことがたくさんあって、ごみ袋を帰りに買ってくると伝えたら嫁が泣き出したて驚いたと話します。

そんなことくらいでと驚いたけど、嫁が嬉しそうだと自分も嬉しいと感じていました。

風呂光も入ってきて、昨日いった自分の存在意義とはなにか?と整に尋ねました。

整は常々思っていることがあり、それは人間が男と女ともう一つの3種類いたらいいということ。

自分はだいぶ偏見のかたまりだと断り、おじさん、特に権力サイドにいる人間は徒党を組んで悪事を働くが、そこに女性が一人混ざると徒党を組めないからやりにくい。

女性は集団で闘ってきたりしないから、個人だとおじさんたちに脅されたり排除されるのだ。

だからもう1種類が同じ配分で存在し、おじさん達を見張れる存在がいたらいいと思うと語りました。

風呂光の存在する意味はおじさんたちを見張る位置。

男のロマン至上主義に混ざれないと困っているかもしれないけれど、風呂光は違う生き物だから、違う生き物でいてくださいと伝える整。

風呂光の顔が明るくなりました。

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定|凶器の果物ナイフ発見

藪が部屋に入ってきて二人は追い出されます。

捨てられた凶器の果物ナイフが出てきて、ナイフには整の指紋と被害者の血液が付いていました。

傷口の形状とも一致した正真正銘寒河江を刺したナイフです。

何ブロックも離れたマンションのごみ置き場に不燃ごみとして捨てられていたのですが、住人のゴミチェックをしているばあさんが発見。

近所のコンビニの袋に入っていたが、袋にも整の指紋がついていたのです。

それを聞いた整は「僕はバカですか?」と藪に尋ねました。

それだけの証拠をぬぐいもせず、素手で近所のコンビニ袋にいれて捨てたのか?と聞きます。

そういうものだと藪は言いました。

整は2通り考えられると提案します。

  1. 整が自分のナイフを使って寒河江を殺した
  2. 誰かが自分のナイフを盗んで手袋をして寒河江を刺した

この二つの違いをどうやって見分けるのか?と尋ねました。

藪は激昂し、整の胸ぐらをつかんでやったのはお前だ!吐け!ときつく詰め寄ります。

整は自分は記憶力がよく、このまま起訴されたら藪に言われてされたことを一言一句たがえずに言えるのだと言いました。

怯む藪の手。

奥さんとお子さんの死に目に会えなかったのか?と整は藪に尋ねました。

藪はまだ怒りながら、一昨年の夏、妻と11歳の息子がひき逃げにあったが張り込み中で動けなかったのだと答えます。

そのひき逃げ犯は捕まっておらず、整のことも必ず捕まえると睨む藪。

その時乙部が礼状が降りたと伝えるために入室。

整の部屋を家宅捜索することになり、初めて動揺と不快感をあらわにする整。

池本と風呂光を連れて、藪は家宅捜索に出ていきました。

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定|青砥の冤罪事件

残った青砥と話す整は、今日美容院の予約なので帰らせてくれといいます。

整は天パなのです。(笑)

青砥に、思い出したことがあると言い、中2のとき、美容院の週刊誌で冤罪事件で叩かれている青砥の顔を見たことがあると言いました。

冷たく固まる青砥の表情。

ある連続幼女誘拐殺害事件で無実の人を逮捕していました。

整に、あれは冤罪ではなく、あいつが間違いなく犯人だが、犯人の嘘を暴けなかったこちらの不手際だと。

どれだけ虚言をつくしても真実は一つなんだという青砥に整絶句。

真実は一つなんかじゃないと驚きを隠せない表情で青砥に言う整。

AとBが階段でぶつかってBがケガをしたという例え話で説明しました。

どちらも嘘をついておらず、話を盛らずに話したとしても人の数だけ真実は存在し、その人にとっての真実が全てなのだと。

ただし、起こった事実は、Bが階段から落ちてケガをしたという事象1つのみ。

警察が調べるのは事実であり、真実などというあいまいなものではないと話しました。

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定|PCから押収された借用書

藪が戻ってくると、青砥は古い事件のメモを調べ直していました。

ガサ入れの結果、整のノートパソコンから、寒河江から金を借りる借用書のテンプレートが出てきたと整に見せました。

寒河江の部屋からは、何人かに金を貸していたメモが出ていると。

藪は、被害者寒河江は金のあるのを鼻にかけた嫌な奴だったんだろうと予想し、金銭がらみであの公園で口論となり刺したんだと言います。

寒河江のことが苦手だったのは、明るくて人気者で、気前が良く、お金を貸すと言う感じではなく・・・

いつも親に高価なものを買ってもらっていて、高3の春の時・・・

と言いかけたとき、整はハッと気づいてそのまま黙ってしまいました。

物証は揃いすぎなほど揃っており、整に逮捕状が出るのも時間の問題。

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定|風呂光への頼み

4日目警察署に泊まらされた整の元に池本が入ってきます。

ニヤニヤしながらシワシワのシャツを見せます。

整が、また奥さんとケンカしたのかと聞き、池本は嬉しそうに聞いてくれよ!と話し始めました。

池本は子供の名前で嫁ともめたらしい。

整が、帰省したときにいろんな親戚の名前を聞いて、ジェネレーションギャップを感じておもしろかったことを話し始めました。

この国は名前の変遷が著しく、2世代程度で当たり前が変わってくるので、キラキラネームもすぐにフツーになっていますよと助言しました。

それに、結局は母親が一番子供の名前を呼ぶので、奥さんの意見を聞いてあげては?と。

ただし、別の読み方がないあるかどうかは確認することをオススメしました。

整は風呂光を呼んでくれと言います。

  • 台所に果物ナイフはあったのか?
  • 玄関のカギはピッキングの跡やこじ開けた形跡はないか?
  • 大家が誰かを部屋に入れていないか?
  • 大家のアリバイはるのか?

以上を確認してほしいと風呂光に頼みます。

誰かが整に罪を着せようとしているので、抵抗します、と整は言いました。

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定|一年前に落とした鍵

調べて戻ってきた風呂光の返事は、上記の件では不審な点は何もなかったというものでした。

風呂光が、もう一つ友だちや彼女が遊びに来た時持っていった可能性はないか?と尋ねましたが、きっぱりとそれはないと断言する整。

友だちも彼女もいないと聞いて、言葉を失う刑事たち(笑)

風呂光に、もう一つ調べて欲しいことがあると言い、一年ほど前に部屋の鍵を落としたことを話し、その時はすぐに交番に届いたので気にしていなかったが、拾った人間が合い鍵を作った可能性を追い始めました。

交番で鍵を拾った人を調べてくれと頼む整。

そして戻ってきた風呂光の答えを聞き、やっぱり・・・と答え、さらにもう一つお願いしたいことがあると風呂光に言うのでした。

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定|5日目藪警部補:過去のひき逃げ事件

5日目、また取り調べを始める藪に、整は思い出したことがあると話し始めました。

思い出したのは、寒河江が高3で免許を取り、父親に高価な車を買ってもらったことを自慢していたのだが、夏休み明けに成績が下がったから親に取り上げられたと話していたことです。

整はここからは想像だと断って、一昨年の夏、寒河江が事故を起こしたが、おそらく父親の手配でこっそり処理され表沙汰になることはなく、それは藪の奥さんと子供を轢き死亡させ逃げた事件だろうと。

整が違和感を覚えたのは、目撃者やナイフを見つけた人のことを聞いたときに藪は知り合いなんだと感じたといい、整の部屋に押し入れとノートパソコンがあることを予め知っているようだったと思ったと伝えます。

風呂光に調べてもらい、一年前に整の部屋の鍵を交番に届けたのは藪であり、その鍵で整の部屋に入り、果物ナイフを盗み、家族の復讐のためにそのナイフで寒河江を刺したんですね?と尋ねる整。

藪は笑いました。

整は、殺人の疑いをかけられたときドラマでは無実の人は怒って、真犯人は笑うのをよく見るが、本当にそうなんだと感心しました。

そして、寒河江は轢き逃げを認めたのかと藪に改めて尋ねたのです。

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定|藪の自供

深いため息をつき、藪が認めなかったと答えました。

何も言うなと怒鳴る青砥。

寒河江は認めず、それどころか有力者が身内にたくさんいると藪を脅し、金が欲しいならやるから2度と現れるなと口論になったのです。

それで思わず用意していた整の果物ナイフで寒河江を刺したと。

寒河江を見に行った時、たまたま寒河江に会釈したあと鍵を落とした整を見て、鍵を拾って念のため型を取っておき、その鍵を見ている間に犯行を思いついたことを説明しました。

後悔はしていないし、家族も喜んでくれるだろうと言って、青砥にあとを頼んだと告げてから取調室を出ようする藪。

その藪に整は、復讐は楽しかったですか?と尋ねます。

藪は大変仕事熱心な刑事で、家族を顧みず、家にほとんど帰らず、子供の行事には一度も参加せず、轢き逃げに合った時も病院に行きませんでした。

死に目にあうのが、現実を見るのが怖かったのだろうと整は言います。

そこまで大事な刑事という仕事を復讐のためなら捨てられるんですね?と尋ねました。

復讐のためなら時間を作れたのですか?

仕事とは別に寒河江に辿り着くために膨大な時間を費やしたはずで、死に目にかけつける時間は無かったのに、その時間は取れるんですね?

なぜなら仕事と復讐のベクトルは同じで、藪にとってやりがいがあることであり、家族と向き合うことはやりがいを見いだせなかったことだからでしょう。

藪に、息子さんの名前を何回読んだかと尋ね、整が子供だったら藪の復讐を喜ばず、お父さんが忙しいのは自分たちに会いたくなかったからで、家族が死んだら忙しくなくなったんだねと思うと言いました。

その言葉に藪がキレ、整につかみかかり、生意気で親のすねかじりのお前に何が分かる!と罵ります。

整に藪の気持ちはわかるはずがなく、藪の真実も自分には分からないが、自分が子供だったことはあり、今は子供の立場で話しているのだと返しました。

その場に泣き崩れる藪と、整を止める青砥。

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定|最後に整が思い出した事実

もう一つ思い出したという整。

寒河江が夏休み明けに親に車を取り上げられたが、ほとんど部活の先輩に貸してばっかりで全然乗ってなかったとグチをこぼしていたことを告げました。

本当に寒河江が運転していたのでしょうか?と聞きます。

寒河江は本当に金を貸していたのでしょうか?

部活の先輩たちに金を脅し取られて、車を勝手に乗り回されていたのかもしれないと考えます。

あの外見や振る舞いは彼のプライドだったのかもしれないと。

その時、扉が開いて風呂光が入ってき、整の頼みで寒河江の先輩という人達に当たりその中で一人、人を轢いたと話した人がいて自首するために一緒にきたと告げました。

礼をいう整は、それでも事実は分からないといい、青砥はそれはこれから調べると答えます。

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定|整釈放とエピローグ

藪が連行される時がきました。

家族に何を思っていたのかは、話さないと本人には伝わらないと答える整。

最後に、藪にさそり座ですか?と尋ね、ネクタイピンやネクタイの色がさそり座の色だと伝え、奥さんからのプレゼントかと尋ねました。

腹巻や足首にウォーマーを付けていて、きっとそれも奥さんが用意してくれたものでしょう。

奥さんは藪の無事を祈り、体を心配していたはずで、逆に奥さんにしたことはあるか?と尋ねます。

奥さんの好きな花を飾り、お子さんの好きな食べ物を供えるということをまずやってみてはどうかと言いました。

今でも家の中にお二人の好きなものが見つかるはずだ、ネクタイピンのトパーズの語源は探し始めるという意味があると藪に伝えたのです。

青砥は整の態度に怒りますが、整は風呂光と青砥に二人を信用しているので、この件を握りつぶさないでくれと念押ししました。

大隣警察署をでるときに、青砥がマスコミに整のことは話していないと言い、二度と来るな!と怒りました。

困った顔で二度と呼ばないでくださいと返事する整。

最後に整に言われて過去の冤罪事件を見直すと、事件の矛盾点が見えてきたと青砥は言いました。

帰る整を見送りながら、青砥は整はずっと自分の父親への恨み言を話しているようだったと呟きます。

整は雪が降る中、ため息をついて、美容院と歯医者の予約に、それと授業・・・ともう一度ため息をついて歩いて帰るのでした。

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレの感想!

この作品は、推理作品でありながらヒューマンドラマとも言える悲しく優しい物語だと行きつきました。

事件自体のトリックや謎はそんなに大掛かりなものではありません。

それよりも一人一人の行動の裏側にある、動機や隠している感情にフォーカスを当てているヒューマンドラマ作品だと感じました。

セリフの選び方がよく、心理描写が素晴らしい。

しかし、セリフや文字が多いので(ミステリーは仕方ない!)文字量多いものが苦手な人にはオススメしません。

1冊の読み応えはしっかりある印象です。

こんな素敵なミステリー作品も描けてしまうなんて、田村先生!あなたは天才だ!

整の視点で物事を見ると、周りの人々の行動の奥にある感情や思いに近づけて、今より少し優しい気持ちになれるような気がします。

整はお喋りではありますが、決して押しが強い人物ではありません。

何となく、距離感や空気を読み、必要のある言葉だけを慎重に選んで語っている気がしてなりません。

それでも言うことはちゃんと言いますし、押し負けることはないので、決して控えめとは言えないのですが(笑)

整自身が大きな悲しみを経験してきたのか、何かトラウマがあるのか?

そして、こんなに優しくて素敵な男子なのに、いつも一人なことも気になります。

友だちはいないと彼は言いますが、彼を慕っている人は周りに多そうですけどね!

ついつい続きに手が伸びてしまう作品だなと思いました。

 

ミステリという勿れ1巻ネタバレまとめ!

ここまで「ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定&感想!久能整容疑者でスタート!大学生刺殺事件&真相!」と題してお届けしてきました。

いつも冷静で観察力と、想像力に長けた久能整。

その言葉は冷たく聞こえるかもしれませんが、絶妙な距離感と温度感には妙な説得力があります。

まるで一つの映画作品を見ているかのような、細部に渡る描写やセリフにおける心理描写が絶妙でした。

もちろん第1巻では整は逮捕されず釈放され、一件落着でめでたしですが、彼の話し方や視点から、彼自身家族に関するなにか悲しい思いを背負っているかもしれません。

そんな整の過去はいつか明かされるのでしょうか?

ちょっとめんどくさくて、デリカシーに少々欠け、自称友だちも恋人もいない久能整は、どこか憎めない隠れ美少年です。

知性や美意識をどこか大切にしてそうな魅力的な文系青年で、今後整がどんな活躍をしていくのか?

そして彼が抱えている悲しみは明かされることはあるのか?

主人公が魅力満載過ぎて、すっかり作品に引き込まれた筆者です!

それでは、「ミステリという勿れ1巻ネタバレ確定&感想!久能整容疑者でスタート!大学生刺殺事件&真相!」ここまで!!

第1巻後半の事件のネタバレ情報も楽しみにおまちください!